｜麦芽糖とは？
麦芽糖は、麦芽から作られる糖のことで、化学名はマルトース（maltose）と呼ばれます。
麦芽は、大麦を発芽させた後、加熱乾燥したもので、その中に含まれる酵素によって、でん粉が麦芽糖に分解されます。麦芽糖は、ブドウ糖が２分子結合した二糖類です。
｜麦芽糖は、どんな食品に利用されている？
麦芽糖は、菓子や調味料、パン、ビール、清涼飲料水、アイスクリームなど、様々な食品に利用されています。菓子やアイスクリームなどの甘味料として、パンやビールなどの醸造においては酵母の発酵を促進するために使用されます。また、清涼飲料水や調味料などの製造にも利用されています。
｜麦芽糖の効果とは？
麦芽糖は、人体に吸収されやすく、エネルギー源として利用されます。
消化酵素によって分解されてグルコースになり、血液中に吸収されてエネルギーとして利用されるため、スポーツドリンクなどにも配合されることがあります。ただし、過剰に摂取すると消化不良や下痢を引き起こすことがあるため、摂取量には注意が必要です。
｜麦芽糖は、どうやってできる？
麦芽糖の作り方は以下の通りです。
１．大麦を水に浸して発芽させる。この過程を「麦芽化」と呼ぶ。
２．発芽した大麦を乾燥させ、麦芽とする。
５．発酵が進んでアルコールが生成した麦芽汁を加熱し、麦芽糖と水に分解する。
６．麦芽糖の結晶を精製する。
以上が、麦芽糖の作り方の一般的な手順です。
