ここでは、令和元年度に三重県で実施された製菓衛生師試験について、科目別に私なりの見解で解説をしていきます。
今回は、栄養学をみていきます。
よろしければ、まだ実施されていない令和4年度の製菓衛生師試験勉強のお役に立てればと思います。
また令和3年度に実施された製菓衛生師試験について、以下より確認ができます。
【栄養学】
問31:次の栄養素のうち、三大栄養素(エネルギー産生栄養素)ではないものを1つ選びなさい。
1 無機質
2 脂質
3 炭水化物
4 たんぱく質
正解:1
解説:三大栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂質です。これに無機質、ビタミンを入れると五大栄養素と呼んでいます。
問32:次の炭水化物とその分類の組み合わせのうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 ガラクトース - 多糖類
2 ラクトース - 単糖類
3 フルクトース - 単糖類
4 グルコース - 多糖類
正解:3
解説:代表的な単糖類であるグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースは、しっかり覚えておきましょう。
問33:次のうち、人の必須アミノ酸を1つ選びなさい。
1 システイン
2 ヒスチジン
3 アスパラギン酸
4 セリン
正解:2
解説:必須アミノ酸は、ヒスチジン・トリプトファン・ロイシン・リジン・バリン・スレオニン・フェニルアラニン・メチオニン・イソロイシンの9つあります。
問34:次の脂質に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 脂質1gあたりのエネルギー量は、約4kcalである。
3 脂質は、脂溶性ビタミンの吸収を悪くする。
正解:2
解説:脂質のアトウォーター係数は、9kcal/gです。脂溶性ビタミンは、油脂に溶け、溶けたものは吸収されやすいです。オレイン酸は、不飽和脂肪酸ですが必須脂肪酸ではないので注意が必要です。
問35:次の無機質に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
1 鉄は、赤血球中のヘモグロビンの構成成分である。
2 リンの過剰摂取は、カルシウムの吸収を悪くする。
3 ナトリウムは、体液の浸透圧調節に関与している。
4 体内のカルシウムは、約50%が骨および歯に存在している。
正解:4
解説:体内カルシウムは、99%が骨や歯、1%は血中や組織液などに存在します。
問36:次のビタミンとその欠乏症の組み合わせのうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 ビタミンA - 壊血病
2 ビタミンB1 - 脚気
3 ビタミンⅭ - 夜盲症
4 ビタミンE - くる病
正解:2
解説:欠乏症について、ビタミンAは夜盲症、ビタミンB1は脚気、ビタミンCは壊血病、ビタミンDはくる病を発症します。
以上が、令和元年度に三重県で実施された製菓衛生師試験の栄養学に関する解説となります。実際の試験問題は、三重県のHPで公開されています。(以下にリンク有)
栄養学は、必須アミノ酸やビタミンなどの栄養素について欠乏症などを中心に出題される傾向にあると思います。その他には、栄養摂取基準についての事項、栄養の意義など栄養学の基本事項はしっかりと理解しておくとよいでしょう。
製菓衛生師試験の対策は、過去問題を繰り返し解いていき、出題頻度の高い部分を把握しておくと、ある程度対処できると思います。三重県で実施される製菓衛生師試験を受験される方たちに少しでも活用できればと思います。
以下のリンクは、試験対策に活用できるかと思います。
【三重県HPより】
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