ここでは、令和3度に三重県で実施された製菓衛生師試験について、科目別に私なりの見解で解説をしていきます。
今回は、衛生法規をみていきます。
よろしければ、令和4年度の製菓衛生師試験勉強のお役に立てればと思います。
また令和4年度に実施される製菓衛生師試験について、新型コロナウイルス感染症対策に関しては以下より確認ができます。
【衛生法規】
問1:次の製菓衛生師名簿の訂正に関する記述のうち、()に入る語句の組み合わせとして、正しいものを1つ選びなさい。
製菓衛生師は、氏名に変更を生じたときは、(ア)都道府県知事に、(イ)以内に名簿の訂正を申請しなければならない。
(ア) (イ)
1 免許を与えた - 60日
2 住所地の - 90日
3 住所地の - 10日
4 免許を与えた - 30日
正解:4
解説:これは、製菓衛生師法施行令第5条「免許証の書換え交付」に明記されている事項です。また製菓衛生師名簿に登録する事項は、①登録番号及び登録年月日②本籍地都道府県(外国籍は、その国籍)、氏名、生年月日及び性別③免許の取り消しに関する事項④その他厚生労働省令で定める事項(製菓衛生師免許証の書換え交付又は再交付に関する事項、登録の削除に関する事項)です。初めて免許申請を行った場合は、①と②が登録される事項となります。
問2:次のうち、製菓衛生師法施行令第6条に基づき、製菓衛生師免許証の再交付を申請することができる場合として、誤っているものを1つ選びなさい。
1 破ったとき
2 住所を変更したとき
3 失ったとき
4 よごしたとき
正解:2
解説:製菓衛生師法施行令第6条は、「免許証の再交付」に関する事項が明記されています。再交付を申請できる事案は、「免許証を破り、よごし、又は失ったとき」と明記されています。また名簿の訂正については、「本籍地の変更」「結婚・養子縁組」などによる「氏名の変更が生じたとき」に30日以内に免許証を与えた都道府県知事に名簿の登録事項の訂正を申請しなければいけません。
問3:次の食品衛生法第1条の目的に関する記述のうち、()の中に入る語句の組み合わせとして、正しいものを1つ選びなさい。
この法律は、食品の(ア)の確保のために公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を講ずることにより、(イ)に起因する衛生上の危害の発生を防止し、もって国民の(ウ)の保護を図ることを目的とする。
(ア) (イ) (ウ)
1 安全性 - 飲食 - 健康
2 安全・安心 - 飲食 - 生活
3 安全性 - 病原体 - 生活
4 安全・安心 - 病原体 - 健康
正解:1
解説:これは、食品衛生法第1条に明記されているこの法律の目的です。食品衛生法は、憲法第25条の基本理念のもとに制定された法律で(数次の改正を経ています。)、飲食に起因する衛生上の危害の発生防止とは、食品や飲み物のような飲食物だけでなく、飲食行為に影響を及ぼす器具や容器包装等を含めて、病原微生物や有害物質などによる急性、慢性の健康障害の発生を未然に防止するための予防的観点に立って積極的に対応したり、また事故が発生したり、違反品が発見された場合には、直ちに適正な処置をとり国民の健康の保護を図るものとしています。
【参考法令】
以上が、令和3度に三重県で実施された製菓衛生師試験の衛生法規に関する解説となります。実際の試験問題は、三重県のHPで公開されています。(リンクは下です。)
衛生法規は、製菓衛生師法、製菓衛生師法施行令と食品衛生法を中心に出題される傾向になると考えています。また他の科目に比べて問題数が3問と非常に少ないです。法律の範囲は非常に広くなりますが、逆にたった3問しか作ることができないということは、かなり焦点を絞らなければならないということでもあります。そう考えると「最低限理解しておかなければならない事項」を中心に学習すれば試験対策ができると思います。例年、製菓衛生師免許に関する登録関係の事項が出題される傾向が高いと考えます。また食品衛生法以外のその他関連法令についてもどんな法律があるのかは名前と特徴だけでも把握しておくとよいでしょう。
この試験の対策は、過去問題を繰り返し解いていき、出題頻度の高い部分を把握しておくと、ある程度対処できると思います。令和4年度の三重県で実施される製菓衛生師試験を受験される方たちに少しでも助けになればと思います。
以下のリンクは、試験対策に活用できるかと思います。
【三重県HPより】
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