製菓衛生師という資格について考えてみた件

お菓子づくりに製菓衛生師の知識があれば、もっと楽しくなる!!

令和2年度 製菓衛生師試験 製菓実技・製パン 解説 【東京都】

ここでは、令和2年度に実施された東京都の製菓衛生師試験について、科目別に私なりの見解で解説をしていきます。

ここでは、「製菓実技・製パン」を解説していきます。

よろしければ、製菓衛生師試験勉強のお役に立てれば幸いです。

【東京都の製菓衛生師試験状況はコチラから確認できます。】

www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp

seika-riron.hatenablog.com

 

【製菓実技・製パン】

問55 食パン(直捏法)における一般的なパンチの時期として、正しいものを次の中から選びなさい。

 1 生地容積が1.5~2倍

 2 生地容積が2.5~3倍

 3 生地容積が3.5~4倍

 4 生地容積が4.5~5倍

 

正解  

 

解説  

 パンチとは、発酵の途中で膨張した生地のガスを抜く作業を指します。

 

問56 食パン角食(プルマンタイプ)の標準的な焼減率として、正しいものを次の中から選びなさい。

 1 10%前後

 2 15%前後

 3 20%前後

 4 25%前後

 

正解  

 

解説  

 標準的な焼減率として、山型食パンは10~12%、角型食パンは8~10%、テーブルロールは10~12%、菓子パンは10~15%とされています。

 

問57 フランスパン(バタール)のクープ(切り込み)を入れる際の刃の角度として、正しいものを次の中から選びなさい。

 1 30°

 2 45°

 3 75°

 4 90°

 

正解  

 

解説  

 フランスパン(バタール)のクープ(切り込み)は、3本入れます。角度は45度で切り込みを入れるのが特徴です。

 

問58 一般的なブリオッシュに関する記述で、誤っているものを次の中から選びなさい。

 1 バターと卵をたっぷり使用したフランスの代表的なパンの1つである。

 2 ブリオッシュ・ア・テットとは、頭付きのブリオッシュの意味である。

 3 温度は低めでなるべく時間をかけて焼成する。

 4 冷蔵発酵で生地を休ませることで、作業性が向上する。

 

正解  

 

解説  

 ブリオッシュ生地の焼成は、オーブンの温度を約220度前後に設定し、短時間で焼成を完了させます。長時間の焼成は、生地がパサつく恐れがあるため注意が必要です。

 

問59 一般的なイーストドーナツのホイロ温度・湿度とフライ温度に関する組み合わせとして、正しいものを次の中から選びなさい。なお、ホイロ時間は35~40分とする。

 (ホイロ温度) (ホイロ湿度) (フライ温度)

 1 27℃ ― 85% ― 185~190℃

 2 27℃ ― 60% ― 205~210℃

 3 40℃ ― 85% ― 205~210℃

 4 40℃ ― 60% ― 185~190℃

 

正解  

 

解説  

 イーストドーナツの工程について

  ・ミキシング L3M4↓L2MH5

  ・捏上温度 28℃

  ・発酵時間 30分

  ・ホイロ 40℃(温度)、60%(湿度)、30~40分

  ・フライ 185~190℃(温度)、片面50秒、反転して50秒

  ・仕上げ 中心温度が30℃まで冷却したら作業する。

 

問60 一般的なクロワッサンを作製する際の最終発酵のホイロ温度として、正しいものを次の中から選びなさい。(ロールインはバターで生地対比は28.5%とする。)

 1 18℃

 2 27℃

 3 38℃

 4 45℃

 

正解  

 

解説  

 クロワッサンの工程について

  ・ミキシング L2M2↓L2M4

  ・捏上温度 24℃

  ・発酵時間 20分

  ・大分割 900g

  ・冷蔵 60分(一晩冷蔵でもよい)

  ・折り込み ロールイン油脂 250g、対生地 28%、3折×3回(27)

  ・成形 

  ・ホイロ 27~30℃(温度)、75~80%(湿度)、60~70分

  ・焼成 210℃、15分(ホイロ後、卵液を塗り焼成する)

 

 以上が、令和2年度に東京都で実施された製菓衛生師試験の製菓実技・製パンの解説です。

 東京都では、製菓実技・製パンが5問出題されました。

 令和2年度試験の製菓実技・製パンは、「食パン」「フランスパン(バタール)」「ブリオッシュ」「イーストドーナツ」「クロワッサン」でした。

 製菓実技・製パンでは、代表的なパンの工程について出題されました。

製パンの製造工程の大きな特徴は、「発酵(ホイロ)」と「焼成」についてになります。各パンによって、発酵温度や湿度、焼成温度や時間といった違いがあるので、把握しておくとよいでしょう。

 代表的な製パンについては、「最新版 製菓衛生師教本」を参考にするとよいでしょう。

 製菓実技では、製菓理論も合わせて学習することをオススメします。

seika-riron.hatenablog.com

 実際の試験問題は、東京都のHPで公開されています。過去問題を繰り返し解いていくことで、出題される問題の傾向が見えてきます。

わたしが解説している過去問題もぜひ参考にしてみてください!

 東京都だけでなく他の都府県で実施される製菓衛生師試験を受験される方たちにも少しでも助けになればと思います。

 

【東京都福祉保健局が公表している過去問題です。】

 ・令和2年度製菓衛生師試験問題【東京都】(PDF:401KB)

 ・令和2年度製菓衛生師試験正答【東京都】(PDF:44KB)

 

【わたしがオススメの製菓衛生師試験の問題集です。】

製菓衛生師試験対策として参考書、問題集を探している方は、コチラを参考にしてください。

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