わたしは、転職先も含めると製菓の業界にはいってもうすぐで20年になる。。。
長いか短いかを考えるというよりも、よくもまぁ続いたなぁと思う。
今でも思うのが、最初に働いたホテルが楽しすぎたのであろう。
環境は、クソだった。
それ以上に一緒に働いていた仲間たちがすばらしかったのだ。
これは、お世辞でもなんでもない。
劣悪な環境の中でも、楽しんでいたんだと思う。
そんな私が、なぜ転職したのか?
これは、別の機会に記そうと思う。
さて、製菓衛生師という資格について戻ろう。
まずこの資格は必要かと言われれば、私はこう言うであろう。
「必須ではない。」と、、、
それはなぜか?
そもそも製菓衛生師という資格者は、食品衛生に関するスペシャリストである。
食品衛生に関する資格は、栄養士など多岐にわたる。
そんな中でも製菓衛生師は、「製菓」に特化した資格なのである。
お菓子つくりに大切なのは、食材の特性と計量である。
製菓衛生師は、食の技術者に近い感じがするため「知識」よりも「技術」が優先されることが大きいなのだろう。
だが、「食の技術者」は培った技術に専門知識を添えることで、本領を発揮する。
この製菓衛生師は、専門知識を身に付けた人が得られる資格である。
この資格を有することで、「私は、食の技術者ですよ。」とはじめて名乗れるのである。
食品衛生の専門知識を身に付けている証明として、製菓衛生師の資格は必要なのである。
現代において、食品衛生の知識は非常に重要である。
製菓衛生師の資格は、調理師のように誰もが取得できる資格ではない。
行政が指定した学校で勉強し卒業しなければ、受験資格が得られない資格である。
これが、意外とハードルが高い。
そう考えると、製菓衛生師の資格を取得している人は、一目置かれてもよいのではと感じる。
だから、いま製菓衛生師の資格取得に向けて学んでいる方は、がんばって知識の定着を目指してほしいと思う。