製菓理論は、いったい何を学ぶのか?
今回は、製菓理論の範囲について説明します。
製菓理論は、大きく2つに分けて学びます。
まず1つが「菓子の原材料」です。そしてもう1つが「製菓・製パン実習」になります。
製菓とは、洋菓子・和菓子・製パンの総称と言ってもいいでしょう。
この3つは、それぞれ違う分野ですが、「菓子の原材料」は必須で学ぶことになります。後述した「製菓・製パン実習」に関しては、製菓衛生師試験で選択問題という形になります。ですので、自身が進む分野を選びその知識を得るだけでよいことになります。
今回は、「菓子の原材料」について説明します。
学ぶ原材料は、以下の主要材料12項目と補助材料7項目になります。
■主要材料
・甘味料
・小麦粉
・でん粉
・米粉
・鶏卵
・油脂
・牛乳および乳製品
・原料チョコレート類
・果実および果実加工品
・種実類(ナッツ類)
・凝固材料
・風味、調味材料
■補助材料
・パン酵母
・食塩
・水
・モルトエキス
・製パン改良剤(イーストフード)
・着色料
・その他の補助材料
製菓で使用される材料をすべて学ぶという事もあり、範囲が非常に広いです。
実際に和菓子、洋菓子、パンを作ったことのない人にとって、すべてを覚えるということは中々難しいところです。
しっかりと知識を身に付けるには、製菓理論をひと通り学び、そして実際にお菓子を作っていき、それに行き詰まった時に製菓理論を見直すことで身についていきます。
中々大変です。。。
すぐに身に付くのなら苦労は無いのです。長い目で見て学んで行きましょう。