菓子製造技能検定を受検するためには、以下のような規定が定められています。
<受験資格>
1級、2級とも原則として実務経験が必要となります。
※職業訓練歴や学歴による決まりがあります。
実務経験のみであれば、2級は2年、1級は7年必要となります。
<実施に関して>
「技能検定」は、厚生労働大臣から委任された核都道府県知事が、
各都道府県の「職業能力開発協会」に受検申請受付・試験の実施を委任しています。
<実施時期について>
菓子製造技能検定の実施時期は、年度後期に実施されますが、
変更する場合もあります。
受付期間は、実施の約2ヵ月前からです。
<受検申請手続きについて>
各都道府県の「職業能力開発協会」を通じて、都道府県知事宛に手数料を
納付し申請します。
※試験の免除等については、各都道府県の職業能力開発協会に
問い合わせを行いましょう。
申請に必要な書類は、以下の通りです。
・受検申請書(都道府県職業能力開発協会または菓子組合)
・従事証明書
①菓子製造従事証明書、各企業の証明
②厚生労働大臣指定校修了、卒業証明書
③1級受検者で2級合格の特典を使用する場合は、2級合格書とそのコピー
・写真(5cm×7cm)1枚
・印鑑
<試験について>
・筆記試験
A群=真偽法 B群=4肢択一法 計50問
10問=和・洋菓子共通→食品一般、菓子一般、関係法規、安全衛生
40問=選択作業別(和・洋菓子製造)→菓子製造、デザイン、包装保存、
官能検査、製造計画
※「製菓衛生師免許」保持者は、願書申請時に学科免除の申請を行うと
B群の中から5問が免除されます。
・実技試験
1級、2級とも、試験時間内に課題を順に作業していきます。
※作業時間は、「標準時間」と「打切時間」があります。
(打切時間は、超過時間に応じて減点となります。)
試験問題は、試験日の約1ヵ月前に公表されるので、事前に研究、練習しておくことが必須です。
技能士検定の詳細は、各都道府県職業能力開発協会に問い合わせましょう。